高度医療と健康管理

医療は健康を維持するために使うものであり、健康を回復するためのものだとは考えないほうが良い

あなたが今健康ならば、健康であり続けるために医療の力を利用しましょう。
私は高齢者と多く接する仕事をしており、普段から高齢者の方のアドバイスをよく聞く機会があります。

 

高齢者の会話といえば、8割以上が健康や寿命についての会話といっても過言ではありません。
私が多くの高齢者の方からよく聞く話を総合して、特に印象深く感じたことについてまとめます。

 

それは、高齢者の方は、健康自慢の方でも驚くほどの頻度で医療施設を利用しているということです。
ちょっと体の一部に違和感を感じただけでも、マメに病院で診察を受ける方が非常に多いのです。

 

しかも話を聞いていると、どうもそのマメさは年を取ったからではなく、昔からのことらしいのです。
現在では、昔と比べて医療は発達していますので、小さな腰の異常で検査に行ったらガンが見つかった、なんてエピソードもあるようです。

 

高齢者のこういった健康維持への誠実さは、現代で活躍する若い人こそ見習わなければいけないなとつくづく思います。
若い世代の人は、なまじインターネットなどで知識が入る分、医者の力をあまり信用しなかったり、生兵法で大きな病気の発見を逃してしまっているのではないかと思います。

 

私自身も、幸い今まで大きな病気を患ったことはないものの、歯の痛みを軽視して無視していたら、ある日激痛に見舞われてしまったことがあります。
歯医者の先生に、なんでもっと早く歯医者にこなかったのかとお説教されてしまいました。

 

その時はとても反省し、同時に早めの対策の重要性を実感し、以来歯が少しでも傷んだら足しげく歯医者に通うようになりました。
しかし、歯以外については、漠然とした自分は大丈夫だという気持ちがあるのか、なかなか病院に行く気がおきません。

 

自分への戒めのためにも強調しますが、それは命の危機につながる怠惰です。
今が健康だからといって、明日が健康だとは限らず、今この瞬間も病気の原因が体で育っているかもしれないのです。

 

私たちは高齢者の方の考え方を見習い、せめて体に違和感を感じた時や、定期的な検診の機会を得た時は必ず医療の力を借りたほうがよいでしょう。